花粉症になってしまうと、目や鼻など色々な場所に影響がでますので、辛い事だと思います。そんな時にはマスクをすることも対策の1つですが、どの様にマスクを選べば良いのでしょうか。
不織布マスクなら花粉を防いでくれる!?
まず、スギ花粉なら20から40マイクロメートル、ヒノキの花粉であれば30から40マイクロメートルほどの大きさです。よって、使用するマスクの網目の大きさが花粉よりも細かいのであれば、花粉は通り抜けることができないでしょう。
ただ、マスクにも種類がありますし、値段によっても差があるものです。今売られているのは大体不織布製かガーゼ製のものであり、平型と立体型の形状のものがあります。不織布は、繊維が複雑に入り組んでいることもあり花粉が付着しやすいです。
また、一方のガーゼマスクもこのところではフィルター付きのものや多層構造になっているものがあるので、花粉が通過しにくい構造に作られています。肌触りの面ではガーゼのものが良いかもしれません。
さらに、平型のマスクであっても、ワイヤーが付いている製品ですと隙間をなくすことができます。
検証では多くのマスクで95%の花粉を除去できた!
日本赤十字社和歌山医療センター耳鼻咽喉科の榎本雅夫先生らは、マスクがどの程度花粉を取り去ってくれるかの検証をしました。それは、色々なマスクを機器に設置し、呼気抵抗を測定しつつ決まった量の花粉をマスクに落とすというものでした。
結果としては、ほぼ全てのマスクが95%の花粉を除去することができたのです。それに、99%もの花粉を捕らえて呼吸もしやすいと評価されたマスクは、使い捨てであり2個で100円という最もリーズナブルな商品だったということです。
ただ、マスクは使い続けていくと花粉が目詰まりしてしまうことがありますし、それによってか呼気抵抗があがることで呼吸がしづらくなってしまうことが考えられるでしょう。
医療用のN95マスクもあるけれど花粉症には過剰!?
N95マスクは医療用マスクであり、N95というのは呼吸器防護器具の規格クラスの一種です。花粉対策をするとすれば、N95のマスクは過剰かとも思われますが、細菌やウイルスを防いでくれるという特性があります。
ただ、息苦しいという声があります。もしN95のマスクを長い時間着けていられるのであれば、それは正しい装着方法ができていないと考えられるでしょう。このマスクは本来結核患者を診察するためのマスクとなっています。
なので、顔のサイズに合うマスクを隙間なく着けることが大事です。そういったこともあり、息苦しくなり30分ほどが限度とも言われています。それでもマスクをずらすなどすれば花粉などが入り込んでしまいますので、注意が必要でしょう。
花粉症対策なら、通常のガーゼマスクもしくは不織布マスクで対応可能と言えるでしょう。
花粉は不織布マスクで十分対応出来ます!
マスクにも色々なタイプがありますが、特に不織布マスクなら花粉が付着しやすいので、体内への侵入を防ぐことができるでしょう。また、検証によりマスクの花粉除去率が調査されました。結果は、多くのマスクで95%の花粉の除去ができるというものでした。
マスクには、N95という医療用のものもありますが、このタイプは花粉症対策をするならば、過剰であるとも言えます。
コメントを残す