国民の90%以上がマスクを一枚以上保持し、70%以上が様々な理由で装着している驚きのデータをはじき出した今やマスク大国の日本。
その70%以上のマスク装着率の中で感染症対策や花粉症対策といった衛生面での目的ではなく、日々の生活の中でマスクを常に装着している『伊達マスク』の活用が年々増えてきている傾向にあります。
この『伊達マスク』の見せかけや飾りではないマスクがもたらす様々な効果と伊達マスクがもたらすデメリットを解説していきます。
衛生目的のマスク
そもそも、このマスクを装着する理由としては、
- インフルエンザやノロウイルス、風邪といった感染症予防と対策
- 花粉や埃が体内に入らない為の花粉症対策やアレルギー対策
- 冬場の空気乾燥に伴った喉の乾燥防止
といった衛生面上での使用目的が本来のマスクの活用方法ですが、そんな衛生目的以外でマスクを装着することが『伊達マスク』です。
様々な効果を発揮する伊達マスク
顔に何らかのコンプレックスがあれば隠すことでそのコンプレックスからのストレスを軽くすることが可能であり、同じ顔を隠す理由として女性であれば、ノーメイクですっぴん顔を見られなく済み、男性であれば、何らかの理由で剃れなかった髭や無精髭を隠すのに最適です。
他には口臭が気になる人や他人との接触や会話が苦手であったり表現が乏しく、極力コミュニケーションを避けたい人には心理的な壁や保護的な効果もあります。
また、マスクを装着することで視覚的に顔が小さく見える小顔効果や眼力アップによる”マスク美人”や”マスクイケメン”といった視覚的効果も備わっています。
面隠的、心理的、保護的、視覚的と様々なニーズに応えてくれるマスクの効果。
伊達マスクがもたらすデメリット
衛生上でのメリットもあり、様々な場面で効果を発揮し活用ができる伊達マスク。
しかし、幾らメリットがあるからと言って過剰に使用したり、頼り過ぎると逆効果になりかねません。
特に肌が弱い人等は、マスクの素材である不織布と肌が擦れることで肌荒れや肌に傷が入ることもあり、さらにはマスクの抗菌作用である抗菌剤やアロマ成分によって皮膚が過剰反応を起こす事例もあります。
また、肌への清潔と患部への接触を避ける治療が必要なニキビを、隠したいがためのマスク装着も逆効果です。
さらに常にマスクを装着しているとなると顔への緊張感がなくなり肌のたるみを引き起こす場合もありえます。
そして、極めつけは日常生活で常に伊達によるマスク装着が手放せない状態に陥り、マスクを装着していないと不安にかられる『マスク依存症』にもなりかねません。
マスクと上手な付き合いを
マスクは私達人間に様々な効果をもたらしてくれる日常的に安価で手に入りやすいアイテムの一つです。
その為、何年も昔に比べるとマスクの利用はその利便性ゆえ年々増加傾向であります。
ただ、便利であるがゆえにデメリットも多々存在します。
良かれと思って使用していたマスクも誤った使用や過剰の装着は肌にも精神的にも人間的にも悪影響を及ぼす可能性もあります。
その為、装着者ご自身の本来の使用目的や肌に合ったマスクの使用を目指しましょう。
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